哀切

過去ログ6 2010/10/2 21:37

◆伊達政宗
こんなに近くに居るはずなのに、誰よりも離れている気がする。
寂しいのか何なのか、当て嵌まる形容詞が見つからない、言葉に出来ない感情がある。

嫌いだった夜もお前との時間だと思えば大好きになった。むしろ、夜を待ち焦がれた。それがぽっかりと空いた。

…俺は、今一人なんだな。

◆真田幸村
貴殿の其れは計算でありましょうか。違うと申すのならば無意識か一一余計に質が悪い気すら致しますぞ。

此れでは、宛ら蜘蛛の絲に絡め取られた蝶。無論、美しき羽を広げるは貴殿の蝶に。毒蜘蛛の手に堕ちる前に、早く逃げれば良いものを…優しさが過ぎるのです、__殿は。

然しながら、貴殿には時が来れば此の脆弱な絲を断ち切り、蒼き空へと羽ばたく強さが在り申す。某は綺麗な羽より舞い落ちた鱗粉を愛でるのみ。其れで良い一一貴殿の幸福が何よりの喜びな事に変わりは無いのだ。

◆猿飛佐助
できることなら、その姿の奴にはもれなく幸せになってもらいてえもんだ。

あいつが呟いたんじゃねえかとフッと怖くなる。

◆猿飛佐助
さてと。
そんじゃちょっと吐かせてもらおうか。

寂しいね。
だってさ、来る手紙来る手紙
書かれてるのは誰かさんの事。
俺様に関しては
寂しいのさの字も見当たらない。
利用されてるだけなんだよね。
解ってるさ。
けどね、むかつく事にそれぐらい
掻き乱していったんだよ、あの旦那は。


気になってる人がいる。
黒猫みたいな愛らしい人。
話してて楽しいんだ。
むこうは俺様に興味なんてないかもしんないけどねー(笑)
……久しぶりに空を見上げて
……久しぶりに怪我をした。
けれど言葉は一言もなくて
「あぁ、やっぱりか」と思った。
ねー旦那、
幸せになんなよ
許してあげるからさ。
で、もうさっさと消えてよ。
俺様前に進みたいから。
黒猫小脇に抱えて
走り出したいんだ。
だから
全部すてていい?

◆大谷吉継
届かぬ月に焦がれる足掻く虫では無く、われは、星で在りたい。何もかも月の傍らで……、……われは其を望む。


嘗て信じずとも…、…………。ぬしの其の根に響く迄われが言ノ葉を、温もりを絶さずに。
われは容易く壊れぬ……、いや、愛しきぬしに壊されるのなら此れ程の至極はあるまいよ。
だからどうか、案ずるな。


幾度と同じ道を歩み、同じ終焉を迎えたとて…われはぬしを想うであろ。認め出った此の内は止まる事無く溢れ来る、連なる音色は恋文となり、身を焦がしては、渇望しやる…。しては為らぬと知りながら、…滑稽と笑うがヨイ。


われの手で幸降る事が叶わぬのなら、ならばいっそ互いが憎む其の時まで…


傍らに。

われはぬしの其の心に触れたい。

◆伊達政宗
そりゃあたまには他を愛でたくなるのも分かる。

けど…、アンタの記事っぽいの…いや、俺がアンタを見間違う訳ねぇよな。

再会したのかは分かんねぇが…あの記事見た時Resに書いてあった言葉、あれ見て正直落ち込んだ。

確かに俺も寂しくて時には喰ったり喰われたりもするが、アンタのそれは寂しさからくるモンじゃねぇだろ?
そう、俺が一番に恐るモンのせいだ。

本当はあの時も分かってた。
俺かと分かって声を掛けたのかは知らねぇが。


心の声が、アンタに届けば良いのにな。