月いろの手紙  SONG NOTE2/FREE

過去ログ217 2011/11/3 22:28

●ばる†よな
風の街
目が覚めればまた
日常の中
生き残ったアタマに
記憶が戻る

特別な覚悟なんて
ありやしねぇよ
街は昨日の続きの歌を
調子っぱずれに怒鳴ってる

それでも昨日の全部を
棄てて手に入れた今日が
けしかけるなら上等だ
出かけて往くぜガラクタの街へ


飛んで後ろに消えて行くあのビルの角
ガタの来たロボットが
動きを止める

愛を夢見た昨日とか
心を燃やした詩集とか
黙殺した不条理の山に
造られた路を歩いて往く

それでも広がるゴミだらけの
街の上のシラケた空が
走れと言うなら上等だ
見据えてやるぜ嘘だらけの今日を


悲しみを蹴破って
地下鉄の階段
駆け上り
風の街角人混みを

越えて何処かへ
2011/11/3 22:28
HP

●チハル
Like
オレンジペコーの午後に


窓際の席で本を拡げ

有り得ないラブストーリーを


軽く笑ったり涙したり


シフォンケーキみたい


ふんわり夢心地


アールグレイの夕暮れに


向側の席に君を浮かべ


時代遅れのラブソングに


胸はずませたり口ずさんだり


ガトーショコラみたい


ほんのり夢見がち
2011/10/30 8:58
HP

●灯台
生きる
運命の人はまだ…

運命から逃げている

命を運ぶ事ほど

重たい仕事はない
2011/10/29 5:54
HP

●悟詩
心の蕾
一瞬のひらめきは
やがて大きな
希望に変わり
今この胸にある
小さな夢を大きな
足跡へ変えるから

例えば今が苦しくて
逃げ出したい程
思い通りに行かない
そんな毎日だとしても

そのありふれた
日々の中誰かが
何気なく呟いた言葉で
今日を乗り越えてける
そんな気がしたり

他人にしてみれば
大した事ない事でも
自分にとって
大きな形に変わり
夢へ明日へと続く道に
辿り着けるから

一瞬のひらめきは
やがて大きな力に変わり
今心の小さな傷さへ
忘れられる日が来るよ

例えば今悲しみに
立ち尽くし
堪え切れない涙
溢れそうな
誰かがいるなら

その悲しみの中に
君の何気ない言葉で
涙の雨笑顔の虹へ
変える事出来るから

一人だと大きくて
乗り越えれない
壁だとしても

きっと誰かの優しさに
触れた時小さな心の蕾は
やがて大きな花を
咲かすから
2011/10/24 11:19
HP

●灯台
秋の夜
台風の意地悪
電車を止めた

台風の意地悪
電気を止めた

台風の意地悪
傘が壊れた

台風の意地悪
でもバスの乗り継いで帰宅した
2011/9/22 6:28
HP

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