哀切

過去ログ17 2010/11/19 22:05

◆猿飛佐助
んー、やっぱり誰かを愛する俺様ってのは想像つかねえなあ。
依存も嫉妬も苦しくなるだけだから、したくないのよねー本音言っちゃえば。
でも愛の形って、あるだろ?俺様ってば依存しなくちゃあ上手く人を好きになれない訳でさ。

あんなに好きだったあんたも、今は霞だよ。お月さんはあんなに照ってるのに、あんたはもう見えない。

誰にも捕われない為に幾人かの御仁と関係は作ってみたさ。でも誰にも捕われないことほど悲しいことも無いってね。

ああ、無二になりたい。なりたくない。

◆伊達政宗
そろそろ潮時か?
楽しかったぜ。何より愛しかった。
幸せだった。

アンタが他の野郎に抱かれっかと思ったら、ちィと妬けるが。もう引き留める気もねーのが本音。
Good night、俺の可愛い可愛いアンタ。

◆毛利元就
融解した氷は水とも湯ともつかぬ生温い液体と成りて、再び凍り付く事は叶わぬ。それを知っての所行であれば恨むぞ……知っての通り口先だけだが。

貫き通せ、その裏側等に興味は無い。聞いても居らぬ事を喋るな、我を乱すな、乱すな……―――

これが全て計算の内であるというのならば、貴様は誠、鬼よ。

◆伊達政宗
俺はアンタが好きだった…他の男のもんになっちまったアンタを…今でも想う俺は未練がましいにも程があるが…
なぁ…俺は…今ちゃんと笑えてるか?
この気持ちはアンタを傷付けるだけだろう…だから絶対に気付くなよ、気付いて欲しいこの気持ちに…
アンタを…惚れた奴を傷付けたくねぇからな…
この苦しみはアンタを愛した俺への罰…なら全部背負う、そう思えるぐらい本気の恋だった…後悔はしてねぇ…が、だからこそ…この恋は此処に置いていかなきゃならねぇな
…Your best friend.
俺はそう有り続ける、誰でもなくアンタの為に…

……愛してたぜ…

◆猿飛佐助
あーあ、やっぱ一人の御仁を大切にしていきたいもんだよなあ。
俺様まだまだ働き盛りだし熱い色恋沙汰の一つや二つ、惚れた腫れたに心を痛めてー…なぁんて若いこともそりゃ考えますけど……っといけね、旦那に叱られるかな…。
ま、そんなだけどさ、身を焦がす一つの恋を俺様もしてぇな、って訳だ。はは、下らねぇや。

◆猿飛佐助
ごめんな、沢山辛い思いさせちまって。
きっともう俺様はあんたの側に居ない方が良い、例えあんたがそれを望まなくとも。

本当に愛した御仁だからさ、これ以上苦しめ続けたくねぇのさ。
こんな事、言えた立場じゃねぇかもしれねぇけど。
どうかあんたが、早く笑顔になれます様に。

…愛してる。
例え俺達を繋ぐ糸が切れてしまったとしても。