哀切

過去ログ21 2010/12/11 2:19

◆毛利元就
今日、此の日しか在らぬというに…此の日で無ければ意を成さぬというに…。

そなたは何処ぞの彼の者と中睦まじく過ごして居るのだろうか、…そうなのであろうな…そなたの吐く嘘は、解りやすい。そなたが我を見破る様に我も又、そなたの言の葉の裏側などとうに見えておるのだぞ…?

嘘吐き隠すがそなたの優しさならば、騙されるは我からそなたへ向けた優しさよ。

…否、気付かぬ阿呆を装えば傷付かずに居られる…此は我自身、己が可愛さ故の真の嘘なのやもしれぬ。

願わくば、我の道化がそなたに悟られぬように…。


…此の身を借りるは些か気が引ける、な。

◆長曾我部元親
あんたが居ない時は何時も同じ事を考えてる。俺が昔と比べて欠けちまったもの、あんたの愛した俺とか、まあ、色々とよ。

どいつもこいつも俺が愛した途端捨てて来んだぜ?やっぱ何か俺に非があんだろ。好きって伝えんのが怖い。最近冷たい気がすんのは単なる杞憂か…?
もっと強く成りてえ。んでもって昔の俺に戻りたい。

◆猿飛佐助
今日の花は椿。花言葉は「謙遜の美徳」らしい。…確かに報われねぇさ、でも、それでも良いと願ったのは俺だ。旦那は、何も悪かねぇ。
…俺を変えてくれた旦那と、日々誰かを想う奴らに。俺様からしちゃアンタらは、皆眩しい。


いつかの幸せを夢見るくらいは、許されるか?

◆伊達政宗
寒くなったな。風邪ひいてねぇか?
いらねぇ噂を聞くと、少し不安になる。
ここで少し吐き出して、またいつものようにおまえに無茶を言うから。

だから…まぁ、風邪をひかないように。で、早めに帰ってこいよ。
さすがに、おまえの声聞けねぇまま10日すぎると…ちょっとな。

◆鶴姫
今日迄貴方と恋仲になっていた方に変わり私が今迄密かに思っていた事を綴りたいと思います。

貴方には感謝しています、不器用でしたから素直な気持ちを貴方に伝えられなかったけれど本当に貴方が…貴方だけが好きでした。でも貴方に好きな人が出来たと聞いてそんな予感がしていたのです。
ついこの間、私は久しぶりに夢を見ました。その夢は貴方に新しい好きな人とくっついて幸せそうにしている夢でした。私より素敵な方でした、それが今日正夢となるなんて…私信じられません…。

ずっと好きでした、今迄本当に有難うございます…。お幸せにっ。

◆石田三成
‥…此の位は赦されるだろう、 心の強い御前は此の様な場を見なそうだ

‥…莫迦者、 否 違う
私が愚かだったのか

友に心惹かれ 其の愛を望み、
叶わずとも 傍に居るだけで幸せと 私は私を偽った
御前に恋仲が出来る度 嘆き、 辛辣に泪を流したが 耐え隠して来た
然程長い付き合いでは無いが 何度も、
御前は人に好かれる、 だが恋は儚く続かないと曰ったな
御前は気付いて居るのだろうか
私の気持ちに

友で無ければ 抱いて呉れ、と 私を愛せ、と そう謂えたのだろうか

優しい御前を 今は想って居よう
伝えて関係を壊す位なら 今は 此の恋を抱えて眠りたい
ツンデレ好きの莫迦狸へ
気付いたら、 …否 所詮は仮定か