哀切

過去ログ23 2011/1/5 21:58

◆長曾我部元親
…最低と罵られようが嘲られようが、俺ァあんたと連れ添っていたかった。
願いが叶うならこの命尽きるまで――そう思ってたのに…俺の所為でこんな最悪な終わり方しちまうなんてな…

―…取り返しのつかねぇ事をしちまった。もう俺の言葉なんか届かねぇかもしれねぇが…畜生、あんたの辛そうな顔が瞼の裏に焼き付いて離れねぇ


…愛してる。あんたを誰よりも好いてる。心底惚れちまってるんだ。


___…せめて、最後にあんたの笑顔が見たかった。

◆伊達政宗
だから嫌いなんだ、あんな言葉。
不確かで、俺とアンタを苦しめてる。
始まりがあれば当然終わりがある。

なぁ…そうだろ?

好かれて無いと思っちまった瞬間、何となく俺とは違う影を感じた瞬間、情けなく一人で泣いてた俺を拾ってくれた奴が居た。
頑ななHeartは涙と共にどこかに置き忘れてきちまったんだ…きっと。
俺は、向けられる優しさに勝てなかった。

欲しいのはアンタからの愛なのに。
俺を抱き締める腕からは逃れられねぇ…。

愛してるなら捕まえててくれよ、俺の事…しっかり。
そうじゃねぇなら、…離してくれ。
確かに見えてたアンタのHeartが見えなくて、苦しいんだ。怖ぇんだ…。

どうするのが正しくて、何が過ちなのか。俺には分からなくなっちまった…。

本当はアンタに抱き締めてほしい。
淋しいんだ…。
淋しいんだよ。

◆前田慶次
アンタと一日中ゆっくりと過ごす事。
仕事が終わったあと触れ合う事。
それは叶わない夢。
望むのは只の我が侭で。
他の恋仲達が当たり前に愛しい人と触れあっているのを見るのがどれだけ辛いか知らないだろうね。

好きなら一日中傍に居たいのは当たり前じゃないのかい?
それは罪なの?
ねぇ苦しいよ、俺だって逢いたい時に逢って、逢瀬して、茶室に二人で行ったりしたいよ!空いた時間には直ぐにでも連絡をおくれよ!


…女々しいったらありゃしないねぇ

◆真田幸村
某よりも大切なもの、あったではないか。

そんなに大切ならば、
その方々と契りを交わせば良かろう。

その程度の、ものだったのだろう。

◆猿飛佐助
アンタは元気にしてるだろうか。
友達や誰かと一緒に笑ってるんだろうか。

アンタが去って、もう何ヶ月経つんだろう。
それでもまだ…忘れられない。今でもアンタが好きなんだ。
潔く身を引いといて、ホント女々しいったら…
…自分がアンタを追い詰めてたって知って、なんて言えば引き留められるのか分かんなかった。

揃いの指輪も耳飾りも、文の送り先すら消せずに残ってる。
アンタはもう、戻って来ないって…分かってるのにな。
心は納得してないんだ。

好きだよ、今でも。
愛してる。
だからどうか、幸せで居てくれ。
なぁ、政宗。

◆真田幸村
貴殿とずっとこのままで居られたら
どれだけ幸せでござろうか

貴殿と出逢わなければ
こんなにも迷うことは
なかったのだろうか

このような別れ道など
某は選べませぬ…。

せめても最後は
貴殿に導かれた先
貴殿の腕のなかで
朽ち果てとうございます