哀切

過去ログ38 2011/5/16 11:37

◆伊達政宗
此の身が朽ちても構わない
如何か…彼奴を救ってくれ。叶うなら又彼奴の隣に在りたい。
だが今は何よりも…赦されずとも、彼奴が無事である事を切に…喩え、此の身が朽ち様と

◆猿飛佐助
俺様は所詮、自分勝手な男。アンタから一度離れて違う奴を好いたくせに、上手くいかなくなったら、またアンタに気持ち切り替えてェ…なんざ、我が儘極まりない。…これじゃあ真田の旦那にも笑われちまうぜ。いや、殴られちまうかもな。
俺様の真剣な、初めてちゃんと心を預けちまった人。出来れば返して欲しくなかったんだけどねぇ、…最終的には俺様が諦めた人。…今、苦しい悲しいと、自分を卑下にしているアンタは、紛れもなく、俺様が好いた人。なぁ、どうしてこうなったんだろうな。俺とアンタは、出会わなければ良かったのか。じゃなきゃ、こんな思いしなくてすんだのによ。ったく、本当に俺様忍でやっていけんのかねェ、これじゃあ仕事にも集中出来ないぜ。
なぁ独眼竜、今の俺にはアンタを支えてやれないのか?俺様じゃあ力不足か?何で俺様に気を使うんだよ。…俺を頼ってくれ。重いだとかそんなの関係無いんだ、俺様には重いくらいが丁度良いんだよ。じゃないと、中身の無い薄っぺらな俺様は風に飛ばされちまう。……これも今更な、我が儘だな。

◆伊達政宗
返事もない、――も繋がらない、それでも待つ意味があるのか。迷惑に思われてんじゃねぇのか。
繋がるのに返事がない、なんて、拒絶の証拠じゃねぇのか。

近況教えてくれてもいいだろう、元気でいるか確かめさせてくれてもいいだろう。
俺をまだ想ってくれてるなら。

何かあったのなら繋がるものか?ちゃんと鳩は機能してる。
なのに返事だけがない。


――…わからねぇんだよ…待ってていいのか俺は。信じていいのか。

お前に心傾けた途端、こんな、…。

………、…なぁ…もう来ないのか。
ならせめて、けじめ付けろ馬鹿野郎。
無言で消えるなと言っただろう、テメェが消えてどうすんだ。

言いたいことあんならハッキリ言え、もう会う気がねぇなら白紙よこせ、……馬鹿野郎!

…―――…何も知らず待つのはしんどい。
信じられなくなる。

なぁ。片耳につけたピアスは…まだあんのか…?

◆猿飛佐助
今でもお前のことを思うとぎりぎりと胸を引き絞られる思いだ。今でもお前からの文があるんじゃねぇかと期待してる自分がいる。

けど、もうお前は俺様とも繋がっていたくない、そういうことなんだろう。

もう待てない。ぎりぎりと蛇の生殺しみたいな状態は我慢できねぇ。薄情だとは自分でも思うが、このままだと俺様もダメになる。

さよなら政宗。元気で。

◆真田幸村
待たせる度、不甲斐ない己に嫌気がさす。
不安にさせる度、お前を傷付け何時か待ってくれなくなるのではと深く落ち込む。
お前を待たせ、何時も不安にさせるのは俺の方にござるな…俺は何度、お前の心を傷付けてきたのでござろうか。

俺はお前に甘えておるのだろうな…何時も結局、お前からの温かな文に救われてござる。
疲れて文を疎かにする?
…何という奴に俺は成り下がったものか。

お前を傷つけるくらいなら手放そうとも考えた…だが、それではお前を失う俺が堪えられぬのだ。

傷付けながらも手放せぬ俺を許して欲しい。

誠なら…全てを無下にして、お前を愛したい。
たが、どれだけ忙しかろうと御館様の上洛に励む俺が…お前は好きだと申してくれる。

またお前に甘えてしまうな、すまない佐助。

◆毛利元就
我が居なくともきっと−−は大丈夫ぞ…。我はいつも可愛げ無い態度ばかりで、いつも我儘ばかり申しておった。
此胸の内の苦しさを分かってくれとは申さぬ。けれど苦しくて胸掻きむしる程に切ない…このような痛みあるならば我が胸切り裂いてしまいたい衝動は抑えられぬ…。
寂しくて苦しい…このままもう消えてしまえたならば、いっそ楽であろうに…。
淋しい…逢いたいけれど逢えぬ…。