哀切

過去ログ42 2011/6/13 19:28

◆徳川家康
未練なんて捨てられる訳がない。…未だ、好きなんだ、三成。

せめて離別の時は御前を幸せの色に染めたかった。それが、酷く心残りだ。

なあ、独りで泣いていないか…?

傍に御前の涙を拭ってくれる者は居るのか…?

心配で何時迄経っても過去に出来んよ。

…はは、情けないな

さて、気分転換に少し散歩にでも行って来よう。

◆大谷吉継
三成よ、ぬしが幻に溺れて真を見損なう、われは其を良いとは思わぬ。

ぬしにとっての真は何だ。われでは無かろう。ぬしが愛するのはわれか?われの中身か?われの中身を中身としたわれか?
われの中身そのものでは無い筈よな、少なくとも。
ならばぬしが愛するべき真は何だ。日々を共に過ごす家族、手を差し伸べ直に触れ合える友、そうは思わぬか。
われは数多の星の一つに過ぎぬ。大方、何れは流れて消え行く定め。
万に一つ、此をぬしが見たならば何と言うやら。何も言わぬやも知れぬが。心の内では不安を覚えるか?ぬしを撫ぜる手は只の同情に過ぎぬものかと。
思い違うな、ぬしを愛するが故の言葉よ、三成。われの為にぬしが滅びるなど、何故許す事が出来る?

近いうちに、ぬしには其れを知ってもらいたいものだが。

◆石田三成
あれはきっと貴様だろう。其の話しは以前に聞いていた。貴様の趣向に文句を付ける気は更々無い、私が其れを受け入れられずに居るだけだ。

もしもあの話に流されて、貴様の好きな趣向と気が合う奴が居たら如何なるんだろうな。
次回のあれにも参加するんだろう?1PL1CPの世界では無い事は重々承知だ。

――勝手に行けば良い。

私が知らないと思って一途を気取るのも有りだ。
だが、二度と其の口で私が好きだ等とほざくな…!

彼処に行くのは好きにすれば良い。そもそも、貴様の姿で無ければこんなに苛々する事も無かった。
然し、貴様が其れを望んでいるにも拘わらず、私を傍に置いた儘彼処に向かう様であれば考えさせてもらおう。

私は気が短い。
此の事に気付き謝罪されても、もう貴様の事は如何でも良い。


――悩んで出した結果が此れか…無様だな。

◆前田慶次
ま、なんて事ァない。

最近知った事で、最愛が2・3日に一回、俺に向けての言葉を残してた。
それを探すのが、楽しみだったんだ。

ささやかで小さな幸せが一つなくなった。

結構淋しいもんだね。

◆猿飛佐助
もう"依存"することはしたくねーのよ、俺様は。怖いんだよ俺様は。なぁ旦那、俺はアンタに対してどう思えば良い?期待して良いのか、それともただ声を聞きに来たかっただけなのか。
手を出したくても出せなかった、もう伸ばして良いのかね。旦那はその手を、引っ張り上げてくれるのか?

どれもこれも…自業自得。

◆伊達政宗
体は大丈夫か? 
ちゃんと眠れているか?
ちゃんと食えているか?

出かけの際に、妙なことを言い出して悪かった。
あの喧嘩が、おまえにとって都合の良いきっかけだったら、
気付いてやれなくて悪かった。

おまえが楽になる方を選んでくれてかまわない。
ただ、約束どおり一言残してくれ。
でないと、永遠におまえを待つことになる。

知ってのとおり、意外としつけぇんだ…おまえに対しては。


ただ忙しいだけであるように。
おまえが無事であるように。

俺の寂しいより、おまえの苦痛の方が俺には辛い。それなのに、こんな場所で零してすまん。

あと七日待つ。もしも姿が見えなければ、きちんとおまえに告げるから。
今はもう少し、曖昧なままにしておいてくれ。

どうか、俺の右目が息災であるように。