哀切

過去ログ45 2011/7/17 11:37

◆明智光秀
貴方のお顔が見えない…。如何すれば良いのでしょう。
御多忙か…どちらかの文が迷子にでもなったのか…それとも…貴方の中で私の存在が薄れてしまったのか…。
物悲しいですね、とても。例えこの中に真実が無くとも…私を悲しくさせるには十分過ぎる現実だ。

貴方の居ない日に感じるのは例えようの無い壮絶な違和感です。
何が足りないのか、何が違うのか…説明する事が出来たら、貴方にもこの空虚が伝わるでしょうか。

胸を温めるも押し潰すも結局は同じ感情…ふふ…どうしてこうも身が震え…涙が溢れてしまいそうになるのでしょうね…。
貴方の声を、姿を、温もりを、求めれば求める程。…こんなにも哀しくて…切ない。

◆伊達政宗
お前が居ない日々にも慣れて、漸く想いを切り離せたと思った途端…またこれだ。
読み返せば読み返す程、お前にしか見えねぇ。…Hum,考え過ぎか?

もしも昨日のあれがお前だとしたら…お前の考えてる事がさっぱり分からねぇ。

最初から分かってたのか?
途中で気付いて消えたのか?

色々問い質してやりてぇが…聞ける筈がねぇ。


見ろよ、俺はまだこんなにもお前に囚われてる……Ha,情けなさ通り越して笑えて来るぜ。

笑いたきゃ笑えよ。

◆鶴姫
此処に綴る想いは何度目でしょうか…。
姿形は決まらず、気分の侭、ありの侭ですか…貴方様の目に留まる事を祈ります。

忘れられない方はきっとこの先ずーっと貴方だけです。
離れても愛しく成り、想うだけで満たされる此の胸…けれど貴方の気持ちはもう判りました。

確かに私は嘘吐きで。
駆け引きなんて事をした覚えはないのですが、心辺りが無いと言えばこれもまた嘘に為り。

好きだからこそ疑い、信じれなくなる私はなんと言いましょうか…やはりただの嘘吐き…ですかね。


貴方と一度離れ、違う方を愛した事も事実。

…えへへ、なんだか私って本当馬鹿です!貴方が阿呆なら私は馬鹿なんですよっ?


…さようなら、とってもとっても大好きでした。

本当は北国の七夕は来月なんです。
来月に綴る短冊には貴方の事を一つ。…そして私の事も祈らせてください。

再開の日に願うは貴方と私の海賊さんに少しの安堵を。


私と貴方に素敵な方が現れますように…。

◆伊達政宗
愛されてるのか不安になる。
必要とされているのか疑いたくなる。

こんなんじゃ上手くいく訳ャ無ェ。もう手を離して呉れと言いてぇのに、頭を撫でられる度に未だもう少し、もう少しだけ此の心地好い日溜まりに居座って居てぇと欲張っちまう。それが偽りの居場所だと心の何処かで理解していても目を逸らしてしまうのは弱さ故。

sorry,my darling.俺はウソを吐いた。天之川が消えちまう前には逢いに行けそうに無い。アンタが嫌いだと言った苦い苦いsmileを向けるしか今は出来そうにねぇから。

此の儘俺が消えちまっても、俺はアンタに爪痕一つ残せねぇ。其れくれェ小っぽけな竜なんだろう、俺は。

◆前田慶次
抱かれなきゃ、きっと今も幸せに過ごせてただろうに。
やっぱぶん殴ってでも拒否するべきだったかな。
いや、ぶん殴りはしたんだっけ。

最近あの日のことばっか頭を過るよ。
忘れたくても忘れらんねえんだ。

自分が情けなくて、おかしくなっちまったよ。
あんたを見る度に上下関係を思い知らされるようで、自己嫌悪が酷くて、すごく辛い。
だからさ、精神を保つ為にせめて忘れたふりをするくらい、いいじゃないか。

俺も大概だよな、それでもあんたと居たいんだ。

◆徳川家康
お前が其の姿ならワシは未だ慣れない此の姿で綴ろう。

そして一つ、最初に訂正しておこう。
ワシは純粋では無い、むしろ真っ黒過ぎる此の腹の中に吐土が出てしまうだろう。お前へ紡ぐ言葉と共に汚物が零れ落ちるんじゃないかと気に留める程だ。

ワシなりの勝手な解釈だが、知らぬ他人との絆を結ぶ事は安易な事では無い。だがお前となら一から信頼関係を築き、終わりが見えない日々を送っても良いと思った。……いや違うな、幸せと言う形もない虚空と其れを惜しみ無く注いでくれたお前に想い馳せていたワシが愚か過ぎたんだ。

お前が居てくれた日々、ワシは幸せだった。

だがお前の言う通りだよ三成。
ワシは光も届かない暗い溝に落とされた、二度と這い上がる気力も起きない程の深い溝に。

ただそれはきっとお前もそうだろう。未熟なワシに溝に落とされ、苦しかったんじゃないか?

人を忘れられないと歎く日等慣れた。どんなに好いていると言われても其の言葉を鵜呑みし、簡単に信じてはいけないとお前は教えてくれた。

二人寄り添う先に待って居るものは幸福ではなくただの絶望だ、と少し捻くれた言い方をすれば叱ってくれるだろうか。はは、矢張りワシは愚かだ。

愛しているとは言わない。
残された小麦の其れと共にどうか眠っていてはくれないか。