哀切

過去ログ50 2011/11/14 13:18

◆前田慶次
俺は一体どうすりゃいいんだろう。元親。
傷付くのが目に見えちまってるけど前に進むって言ったら、あんたは笑うかい?

見て見ぬ振り…出来ればいいんだろうけどさ。
俺、そんなに器用に立ち回れ無くて。
考えて考えて考えて…頭痛ぇけど止まらない。

難しいよ元親。
…あんたに逃げてんのも自覚あるんだけど。
もう少し、寄りかからせて貰えないかな。


ごめん、ありがとう。

◆伊達政宗
『本当は好きじゃなかったのかもしれない』

こんな想いがぐるぐると頭を掻き乱しやがる。
いや、確かに好きだった。
今はもう居ねぇてめぇがな。
an…今まで溜まってたモンを吐き出そうとして来たが…いざ吐こうとなると考えが上手く纏まらねぇ。

俺はもうじきよりしろを失う。
今までてめぇに頼ってきちまったモンだからな。
shit!勘違いすんなよ、もうてめぇの事は想っちゃいない。

俺はこれから友人も趣味だったものからも離れて生きる。
てめぇの事は忘れる。

じゃあな、てめぇの幸せは祈らねぇ。
ただ、

自分の事ばかり気にしてると全てを失うぜ。

それじゃあな、seeyou.

◆長曾我部元親
お前を困らせたくねえ。

日に日に減っていく逢瀬の数が、そのまんま苦悩を示すみてぇで…あの堅物は息が止まる寸前だ。
そうしてぇなら…言葉などアイツにゃ必要ねぇ、白き別離を、告げればいい。
大切で此の世で唯一の存在のお前の願いを叶えられていたのかも、もう知る由もねぇが…思えば長らく共に居たモンだなぁ。なぁ、政宗?
…幸福至極に御座いましたってどっかで目玉が吼えてやがらぁ。

◆鶴姫
あなたは嘘つきです。
帰ったらわたしの話を聞いてくださると言ったのに、ひどいです。
たまには甘えさせて呉れても良いじゃないですか。我慢我慢って、わたし、子どもじゃないんですよ……。

◆竹中半兵衛
嗚呼、切ない。

君に心配してもらえた。それで僕は幸せだった。次の太陽が昇ったら、君に手紙を送ろうと思った。

だけど。
太陽が昇ってあったのは、君の、彼への、想いのこもった……ごほっ、ごめん、具合が悪いんだ。

それでもいいと、頼んだのは僕。
そうであって欲しいと、願ったのも僕。
そこを、見たいと、望んだのも…僕。

だから泣いてはいけない。哀しんではいけない。これはいつものことだから。回避しないのは僕の責であって君の責ではないから。
と言ったとしても、これを見付けたら君は自分を責めるんだろうね。僕もそれを望んでいるから。

おかしいな、僕は君の幸せを願ってやまないのに、君が幸せだと苦しくて、君が苦しいと幸せなんだ。
(でもその幸せもとても苦しくて)

げほっ、ごほっ…。
たまに思うんだ。もはや僕のこの想いはただの依存で、恋ではないのだと。
だけど僕は、恋だと思い込む。だから苦しいのに。

でもね、僕が諦めたら、もう会えなくなってしまう気がして。
ちがう。君がいなくなる気がして。

(変かな?)

うふふ、決して直接君に言いはしないけど。
なんとなく、ここに零してみることにするよ。

それじゃ。
嗚呼、『心配は要らない』よ。『大丈夫』だからね。

◆お市
あああ、ああ…もう、だめ、会いたい、会いたいあいたいあいたいあいたいあいたいあいたい……。こんなにあなたと会えないなんて、市、もう耐えられない…けど、あなたは耐えられるから、市をこんなに放置するのね…。もしかして、このまま、もう会えなくなってしまうの……?

辛い…つらい……あなたは市を苦しめるのがこんなにも得意なのね…それとも、あなたも同じだけ苦しんでる…?それとも、怒りにふるえてる…?

市、たくさん探したわ…この苦しみを誤魔化す方法…。…ふふ、そうね、そんなもの見つかれば、今ここに居るわけないもの……。


ね、わたしはここにいるわ